『働く若者ネット相談事業』( http://net.j-cda.org/ )に所属するキャリアカウンセラーが交代で気になるニュースや自分の仕事経験、趣味について語るブログです。
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自分の価値観を揺さぶる「薄いつながり」
2005年 11月 14日
最近、急に寒くなってきましたね。
風邪を引かれている方もいるのではないでしょうか? 寒くなってくると、そろそろ年賀状の準備ですね。 Eメールが普及して、年賀状が減っているかと思ったのですが まだまだ健在のようです。 皆さんは、年賀状出してますか? 私は、毎年年賀状を出しているのですが、年賀状ソフトを使って作成したものに 1~2行の手書きのコメントをいれて送っています。 中には、十年以上前に会って以来、年賀状だけの付き合いの人もいるのですが、 相手の近況を知ると思いがけない発見があったりして、とても楽しいです。 社会学では、そんな『たまにしか会わないが互いに信頼を置く人間同士が形成する「薄いつながり」』 のことを『ウィークタイズ』と呼ぶのだそうです。 『ウィークタイズ』は、ゆるく結んだネクタイのように、たまにしか会わないが、 適度の緊張感を持って互いに信頼感を持つ人間同士の関係。 ウィークタイズの関係は、自分自身の価値観を揺さぶり 自分が日頃気がつかない長所を見つけたり、 思いがけない可能性に気づかせたりしてくれます。 反対の意味の「ストロングタイズ」は強い結びつきの人間関係を指し、 同じ職場や同じ学校のように強い結びつきの付き合いの事を言います。 同じ価値観や同じ目的意識の集団なので、安心感はあるが 自分の新しい価値観の醸成や、思いがけない自分の可能性の発見には 繋がりにくいかもしれません。 東京大学社会科学研究所助教授の玄田有史さんは、 「まず小学校の同窓会に出席してみては」と提言しています。 似たような境遇の者同士が集まりがちな大学、高校の同窓会に比べ、 小学校の同窓会では自分とまったく異なる環境を生きている「遠い友人」たちに出会うことができる。 そんな関係性の中で率直に自分の人生を見つめ返すことは、 豊かな明日へのヒントにつながる可能性に満ちている。 といいます。 小学校や中学校の同級生に、久しぶりに年賀状を出してみるのも面白いかもしれませんね。 自分の周りにいる「ストロングタイズ」な関係の知人を見て、こうすべきと思っている価値観が 揺さぶられるような新たな価値観に出会うきっかけにつながるかもしれませんよ。 by masa ↓固定観念にとらわれたらコチラ↓ 人気ブログランキング(転職・キャリア)はこちら
by hatawaka
| 2005-11-14 19:18
| masa
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