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『働く若者ネット相談事業』( http://net.j-cda.org/ )に所属するキャリアカウンセラーが交代で気になるニュースや自分の仕事経験、趣味について語るブログです。
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カテゴリ:ピーチフェズ( 1 )
本当にカウンセリングが必要なのは親なんだ。
先日、群馬県の高崎商科大学内でキャリアサポート室の次長を勤めながら、NPO法人キャリア倶楽部を立ち上げ、理事長をされている太田和雄さんのニートの親への支援活動報告を聞いた。
キャリア倶楽部では、産業カウンセラーの奥さんと一緒に、引きこもりやニートに悩む親の個別カウンセリングや親の会セミナー、ワークショップをメインで実施し、ニート本人のサポートでも活躍されている。
太田さんのモットーは、親や学生と同じ立場と目線で、関わっていくことで、アドバイスで終わる講演型はしない。

では何故親なのか?
太田さん曰く、ニートを集めて何かをやるというのは、本人達が集まらないので現実的に不可能である。
いきなりキャリアコンサルタントが、ニートにバンバン指導しても何の解決にもならないし、一過性のお仕着せに過ぎないと語る。
ニートから脱して変わって欲しいと強く願っているのは、実際親であり、親が気付けば、子供も変わるという結論に達したという。やっぱりいくつになっても家庭での家族の支援というのは、大事なんだと思った。

太田さんは22年間野村證券にて人事部採用のキャリアがあり、面接でのポイントは、コミュニケーション能力と本人の持ち味と断言する。常に採用時に落とすのは、親の生年月日や仕事内容を知らない、答えられない学生だ。つまり家庭でコミュニケーションができていない=職場でもできない、と判断していたようだ。
太田流ニート対策は、親へのカウンセリングという段階を踏んで、キャリアコンサルティングへ最終的には進むというステップだ。

大学で自己分析などのキャリアデザイン学科など、社会との関わりについて学ぶことも行われているが、太田さんには一時的な対処にしか過ぎないと認識されている。
やはり、コミュニケーション能力を養うには、家庭が一番で、本当はもっと早い段階からできるというのだ。
そのためにも、親に子供の話を聴いてあげられる傾聴スキルやコミュニケーション力があれば、子供も変わるし、養われると考えたようだ。
太田さんは、親だけでなく、おばあちゃん、おじいちゃんにも、「孫とどう付き合うか」のカウンセリング&セミナーも行っている。
今迄カウンセラーがニートに対して、どう接したらいいかを模索している昨今、親からアプローチするというのは、結構本丸ではないか。

他の機関などで行われている親のセミナーは、雰囲気がすごく暗い。家に問題児を抱えているわけだから、暗くなるのも当然だが、太田さんの親の会セミナーは雰囲気がとっても明るい。参加者の親たちには、「ここに来るとなんでも話せる」と好評だ。
親の相談第一声は、「この子はこのままじゃ絶対にダメだ」である。親がダメだと思っているから、当然子供もダメだと思ってしまう。
太田さんは、「絶対にダメじゃないかも」「なんとかなるかも」と親が思えるまでカウンセリングをしている。
多くの相談パターンでは、
家庭でのニート君は、家事のお手伝いもするし、おつかいもしてくれる。気立ても優しい。
でも「働く」という言葉が出ると貝のように口を閉ざしてしまう。
親が変わったらよいというが、どう変わったらいいのか・・・・?
一体どんなことに気付けばいいのか・・・・・。
ということだそうだ。

太田さんのカウンセリングでは、
親が自分の本当の気持ちに気付いていないことを引き出せるようにサポートしている。
ニートの親の本心は、
・自分たちがいなくなっても自立してくれればいい。
・食べる分だけでもいいから自分で稼げるようになればいい。
この気持ちが根底にある。しかし、色々な概念が邪魔してその気持ちに気付けていないのが現状だ。

殆ど母親の出席が多く、電話相談でも母親ばかり。夫婦揃って参加されるのは少ない。
母親は、お父さんは大変だと思っている。子供のためにとても頑張っているのに子供にはそれがわからない。
と嘆く。父親の参加もあるが、父親は殆ど自分の気持ちを語らない。(きっと家でも語っていないのだろう)

ニートの対応として、失敗するケースとしては、
何でも悩んでいないですぐに相談できるジョブカフェやヤングハローワークのような場所へ行かせることだ。
そこのカウンセラーが事情をよく認識していないと、
「何で君、働いていなかったの?」
という話になってしまい、すぐに本人はダメになってしまう。相談に行かせたことが返って逆効果となる。
彼らには、必ずワンクッション置いてからのサポートが必要である。

NPO法人キャリア倶楽部でのセミナーでは、
親へは
・自分の親が社会でどんな仕事をしているのか。
・月々どの位の収入をもらっているのか。
家庭では収入の話はタブー化している家庭が多いが、それでは子供は自分に掛かっているお金がどの程度なのか、理解するも、考えることすらできない。
このような話を家庭で子供に話してあげるようにお願いしている。

子供へは
・お父さんが仕事で「ガッツポーズをするとき」や「ちくしょう!」と思ったときは、どんなときで、どんなリアクションをするのか。
・両親の生年月日はいつか。どんな仕事をしているのか。
このような話を親へ聞いてみるように指導している。

ニート対策はやっぱり家庭の中からで、カウンセリングが必要なのは親だったのだ。

NPO法人キャリア倶楽部事務局 http://www.career-club.org


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by hatawaka | 2005-09-21 11:48 | ピーチフェズ