『働く若者ネット相談事業』( http://net.j-cda.org/ )に所属するキャリアカウンセラーが交代で気になるニュースや自分の仕事経験、趣味について語るブログです。
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急増する人材派遣、いまや235万人超
2005年 09月 19日
急増する人材派遣、いまや235万人超
2ケタ増の伸びで市場規模は2兆36百億円 背景に「雇わない経営」、「縛られない働き方」が、 今、活況を呈している業界の1つに「人材派遣業界」がある。厚生労働省がまとめている統計でも、平成15年度の派遣労働者数は全国で235万人に達している。ここ数年は2ケタ増の伸びを示している。 人材サービスを利用している企業も平成15年度で43万社に近づく急カーブを描いている。 これは、企業が固定コスト削減対策のために正社員を減らし、派遣社員に業務を任せたり、新規事業展開や間接部門業務のアウトソーシング化で、外部の人材を活用するようになってきていることが大きい。 それは、企業の「雇わない経営」の浸透につれて、人材派遣へのニーズが増大していることにつながる。 平成16年3月には、「労働者派遣法」が大幅に改正され、26業種の派遣期間の延長、製造現場への派遣認可・採用を前提とした紹介予定派遣の規制が緩和され、ますます人材派遣への需要が大きく、多様化してきている。 一方では、働く側もひとつの企業に縛られない道を選択する人がふえていること、結婚・出産で一度職場から離れた主婦層の仕事復帰が多くなってきたこと、定年退職したシニア層の再就職手段として人材派遣への登録が有力な手段となっていることもある。 人材派遣のビジネスとしての市場規模は現在2兆3614億円といわれているが、新規参入などの競争も激しく、1事業所あたりの売上高は逆に減少してきている。 人材派遣はそれぞれの職種によって派遣料金に差があり、アナウンサー、ソフトウエア開発、通訳・翻訳・速記、事業企画立案、SEの営業、金融商品の営業、機械設計などの職種が比較的高い料金となっている。 近い将来の人口減を考えれば、企業の「雇わない経営」は願い下げにしてほしいものである。ましてや、年金のことを考えると大問題である。 人気ブログランキング(転職・キャリア)はこちら
by hatawaka
| 2005-09-19 09:19
| hase
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