『働く若者ネット相談事業』( http://net.j-cda.org/ )に所属するキャリアカウンセラーが交代で気になるニュースや自分の仕事経験、趣味について語るブログです。
リンク集
カテゴリ
以前の記事
フォロー中のブログ
その他のジャンル
ファン
記事ランキング
ブログジャンル
画像一覧
|
強みを持て!手放すな!
2005年 12月 13日
★「課長をしてました」というだけでは、転職できないといわれる。
転職先の会社で課長になるにせよ、なんらかの専門性の強みを持ちしかも人も使えるということを求められる時代だ。ごく狭い範囲の深い知識の職人のよう名専門家でなくてよい。そこまで細かいことに精通してなくても、どうすれば経営利益に貢献できルカを知り、専門家をふくむメンバーをリードできることが求められる。 ★松下幸之助は、商いのコアとしての価格決定とコマーシャルの仕上げは最後まで自分の手から離すことはなかったし、本田宗一郎も本社には机があるだけでいつも研究所か工場で指揮をとった。ビル・ゲーツは今でも自分でプログラミングすることがあるという。 ★彼らは、「商い」「技術」「プログラミング」の達人としの会社一といってよい決定的な強みを持っていたということと、それを手放さなかったのが特徴だ。そのことをコアとして経営利益を出し人を使った。これは一芸を究めなければ万般に通じない、1芸を掌握しなければ全体を支配することができないことを意味しているように思われる。 ★リーダーが人を使う(人の力を引き出したりつないだりする)のに、権力にたよることは禁物だ。それでは人はけっして心底から、自分を生かして動こうとはしないからだ。 松下は、商売の名人だったから技術を顧客本位に活用することができた。本田は技術の超人だったから、顧客があっと驚くオンリーワンの商品マーケティングを展開できた。かれらは自分の強みをしっかり生かして経営全体を発展させたのだ。そしてその経営者としての実績とともに経営者というようなつかみどころのない役柄でなく、それぞれの明確なフィールドのスターとしての尊敬を集めカリスマとなったのである。 また彼らの自己実現欲求や創造性を自らの個性そのものの分野で直接発揮することによって、自分のモティベーションをいやがうえにも高めたことも想像に難くない。 ★ところでこのような松下や本田、ビル・ゲイツのやり方はプレーイングマネジャーよりもプロジェクトリーダーに似ている。強みを放さなかったといってもその部門の長として君臨したのではないからだ。むしろプロジェクトリーダーのように、正規の組織を離れてリードしたからである。 ★最近の求人情報を見ると「プロジェクトリーダーを求む」というのが多い。つまり専門の強みを持ちながら権力を振り回すことなく転職してすぐであっても人を使える人を今企業社会は求めているのだ。ホンダの社長は歴代F1レースのプロジェクトリーダーが多い。 ★考えてみれば、ボランティアグループ、スポーツクラブのリーダーも大きな権力で人を動かしているわけではないだろう。企業でも権力は必要だが、四六時中それに頼っていいわけがない。 プレーイングマネジャーというのは仕事を持ちながらも正規の組織の長である点プロジェクトリーダーとは異なるが、中間管理職がITシステムに取って代わられ組織がブンチンのようにフラットになりつつあるとき、プレーイングマネジャーが増えていくものと思われる。 私(は手遅れだが)もあなたも、社内に居るにせよ転職するにせよ決定的な強みをもちそれを手放さないことが必要だ。 by ガンバ 人気ブログランキング(転職・キャリア)はこちら
by hatawaka
| 2005-12-13 14:54
| ガンバ
|