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『働く若者ネット相談事業』( http://net.j-cda.org/ )に所属するキャリアカウンセラーが交代で気になるニュースや自分の仕事経験、趣味について語るブログです。
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父と子
こんな事をいうと、年寄りくさいと思われるかもしれないが、実は「時代劇ファン」である。
特に池波正太郎のファンで、彼の作品が大好きだ。

先日、スカパーで「時代劇チャンネル」観ていた。大好きな剣客商売の第一シリーズの
放送が始まったのだ。この「剣客」というのは、江戸時代の、まあお侍さんなのだが、
どちらかというと大名に雇われている「サラリーマン侍」ではなく、アウトローとでも
いうべきか、要は主人=殿様には仕えず、剣士として剣術の腕を頼りに暮らして
いこうという、現代で言えば「剣術のフリーランス」みたいな人のことである。

「フリーランス」と言えば、多少聞こえはよいかもしれないが、江戸時代とは言え、
大名家に勤める(=会社勤め)ことをしないでいたら、いくら剣の腕が凄くても、
食べてはいけない。よって、そういう人たちは「剣術指南」と言って、剣術の道場の
先生となって、収入を得ていたことが多いようだ。(あるいは「仕官」といって、「やっぱ
サラリーマンになっておこっかな。。。」ということになる。もしくは、お金持ちの商家や、
悪者の親分などの用心棒となる手もあるが。。。)

さて、剣客商売の話である。
とにかくめちゃめちゃ強ぇ老剣客(父ちゃん)と若剣客(息子)が話の中心になるのだが、
この親子のやりとりを見ていて、「はっ」としたことがあった。

物語の背景としては・・・ 父(老剣客)が、15歳の時から約10年間、剣の修行で
諸国を回っていた息子が江戸に戻ってきたので、自分が開いていた道場を閉めて、
自分は隠居暮らしを始め、息子にその道場を譲った。息子は道場(建物)は
譲ってもらったものの、父の弟子たちは父が道場を閉めた時にみんな
やめてしまったため、自分の弟子は自分の力で集めなければならない。
しかし、道場を開いたからと言って、すぐに弟子が集まるわけもない。
当然、息子は無収入で、貧相な食事をしながら、一人、道場で剣の修業をしている毎日。
そんな息子に父は言う。「ワシは少々の蓄えもある。だからお前の世話にはならんし、またワシもお前の面倒はみぬ。所詮、人は一人じゃからな。これからお互い、勝手次第に暮らしていこうではないか。」

一見ドライにも見える親子関係なのだが、決して仲が悪いわけではない。
ある日、こんなやり取りがあった。

父、「弟子はまだ一人もつかまらんか。それは困ったのぅ・・・。」
さすがの父も、見るに見かねたのか、息子に助け舟でも出そうと考えたのか・・・。
ところが息子、「いえ、父上、心配にはおよびませぬ。そのうちなんとかなりましょう。」 と、あっさり。
すると父、「そうか。」

それだけのやり取りなのだが、心にじーんときた。

はっきり言って父ちゃんの方は、それなりの貯えがあり、世をときめく老中の田沼様とも昵懇の仲。
人脈もたくさんあろうし、息子一人、助けようと思えば、何でもできるはず。
だが、手出しはしない。ただ一言「そうか。」・・・なのである。

「なんとかなりましょう・・・って、お前、どうするつもりなのだ?」 でもなく、
「ほれ、当分はこの金で、食っていくがよい」 でもなく、
「なんなら、ワシのつてで弟子を探してやろうか」 でもない。

父ちゃんは息子を信じているのだ。信用ではなく、完全なる「信頼」をしている。
「こいつめは、一人でも何とかやっていくわい」 心の中でそう思っていたのではないか。
「そうか。」と言った父のまなざしは、この上もなく優しかった。

素敵な親子の姿だと思った。


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by hatawaka | 2005-09-30 12:00 |